SLIDE SUMMIT (演奏会レビュー)

きいてきました。(会社は早引け)
トロンボーンカルテットジパングとハイブリッドトロンボーン四重奏団の演奏会。
場所は何かと縁のある「かつしかシンフォニーヒル*1

両団体とも日本のオーケストラ等で活躍しているメンバー、ジパングとハイブリッド*2のジョイントコンサートということですが、とても素敵な演奏会でした。



ジパングは日本人作曲家の作品を演奏。(建部知弘「ケンタウル際の夜に」、高嶋圭子「古都三景*3」)
ロディックな選曲で、プレイヤーそれぞれの個性と歌い方がとても際立ちます。
(吉川さんの小粋な司会が聞けなかったのがちょっと残念)


新しいCDも今日先行発売され、また次のレコーディングも予定されているそうです。
今年で結成10年目ですが今後の活躍にもますます期待しちゃいます。




ハイブリッドはトロンボーンの4重奏曲のスタンダード的な曲(ハイドン天地創造」、ホルノフ、グルチンスキー)でしたが、同門(岡本哲さん、新田幹夫さん、小西元司さんは呉信一さんのお弟子さんらしい)ということもあり、とても統制の取れた*4聴いてて気持ちがよい演奏でした。
バロックルネッサンス系の曲もぜひ演奏してもらいたいですね〜


またホルノフでは新田さんのアルトも聴くことが出来ました。
あまり日本のトロンボーン4重奏では使われないので*5珍しいですね。




平日の青砥ってのもあったせいか、客入りが思ったほど多くなかったのがとてももったいない。
ところで火曜日ってオケの方はお休みが多いのですかね?
会場でたくさんのプロのトロンボーンプレイヤーを目撃しましたよ。
それだけ注目された演奏会でもあるんですかねえやっぱり。

個性の異なる2つのカルテットの共演でしたが、更なる活躍に期待したいですね。
大阪公演もがんばってください!



4BLの演奏会も再来月に控えてますし、今年は本当にトロンボーンの当たり年。

*1:青砥にある結構いいホールです。

*2:って略でいいんですかね?

*3:ジパングの委嘱作品

*4:唾の抜き方もそっくりだったのがウケた

*5:トリトントロンボーンとか、たまに使ってる