今日のメモ

朝からみなとみらいへ楽器フェスへ。
たくさんの楽器メーカーがブースを出し、またその場で試奏も出来るという素敵なイベント。
休日ということもあって、多くの来場者で賑わってました。


例のごとく、色々とトロンボーンを試奏してきました

※あくまでワタクシ如きのの感想、および知識で述べておりますので、間違いや皆様との認識違いが多々あると思います。ここに書いたインプレッションは参考にされる程度に留めて下さい。二次利用されて何かしら被害に合われた場合、自己責任でお願いします。ワタシはしりません(笑)


クルトワ AC440BR
ジャック・モージェ氏監修の新モデル。
銅の含有量が高い赤ベル、ナロースライド、トラディショナル・ラップという古いスタイル。
反応もよく明るい音色。「オールドCONNのよう」と、とある雑誌でインプレ
されていたけど、確かに見た目も吹奏感もコーンに似て、これまでのクルトワとはかなりイメージが違う。
クルトワはキチンと鳴らすのが難しい楽器という印象があったのですが、コレはすごく吹きやすい。
シチュエーションを選ばずオールマイティーに使う事が出来そう。


ヤマハ YSL-882RO
ヤマハの国内未発売のモデルで、山本浩一朗氏使用モデル。
これまで吹いたヤマハ中では一番良いと思います。ただ、自分にはやっぱり合わないかな…何故かヤマハは苦手なんだよね。(本当は891Z*1も試したかったが、人大杉でした)
最近のヤマハ*2は独特の吹奏感があって、コントロールしにくい訳でもなく、キツい訳でもなく、ただツボが他のメーカーと異なっていて(と思っているのは自分だけ?)、そこを狙っていかないと音を当てるだけでなく出したいサウンドが上手く出せない。歌い方も細かに気を使わないといけない感じ。
まあこの辺は好みの問題(と自分の腕の問題だな…)
どの楽器も同じ印象なのは逆に個体差が余りないって事かな?流石ヤマハクオリティー


・コーン 88HRG
通常の88Hにグリーンホー・バルブを搭載したオープン・ラップ仕様*3
最近のコーンは割と評判がいいが、このモデルもなかなかよかったです。
グリーンホー*4・バルブ自体もストロークが短く操作しやすい作り。
ロータリー使用時の抵抗感も、セイヤーのようにオープン過ぎず強すぎずで違和感ない。いい仕事してます。
ただ値段がね、ノーマルのモデルよりも20万ほどお高くなります。


・シルキーST20 YNR
自分の所有するモデルとはベルとメイン・チューニング管の材質が異なるモデル(こちらはイエロー・ブラスのベル)
作りの良さは流石シルキー。
ただ自分のと比べて吹き込んだ時に簡単に音が割れてしまうのがちょっと残念。音色や抵抗感はちょうど良い感じ。
以前新宿の某楽器店で試奏した時にも思ったけど、割と個体差があるのかな?
最近価格改定されてだいぶ安くなったので、もう少し普及してくればいいなあ。



…と、滞在約二時間ピンポイント試奏。

例年と比べ参加企業が少なく、またブース自体も小さくなっているようですね。
まあ不景気だから仕方ないんでしょうが、こういう機会じゃないとなかなか吹けない楽器もあるので、もう少し頑張って頂きたいですね*5
後で知ったのですが、トロンボーンカルテット・ティンツのミニライブがあったそうで*6、テナーの3人はアレッシ・ホーン*7で演奏していたらしく、是非とも聴きたかった。
またアレッシ・ホーンも試奏してみたかったなあ。

ブースで対応されるスタッフも会社によってマチマチ。自社の楽器には知識があっても、他社の製品に関してはかなり疎い。
まあ楽器店の店員じゃないからいいのかな?




で、みなとみらいを昼頃出発し浦和まで戻ってマチ金ブラスアンサンブルの演奏会に行ってきました。


食事&交通費以外無駄遣いせずなんだか濃ゆい1日。

*1:新発売の細管ジャズモデル

*2:特にXENO以降

*3:通常のオープン・ラップとは多少レイアウトが異なります。

*4:バルブを開発した方のお名前で、ミルウォーキー管弦楽団トロンボーン奏者でもある。神田めぐみさんも同じオケに所属し、またこのモデルを使用している

*5:一緒にきたバストロ吹きのotoshimono氏はバストロの展示があまりに少なくプンスカしてました

*6:残念ながら、その前に退散したので聴けず…

*7:エドワーズのジョセフ・アレッシ氏モデル